「ジャンルは問わない。キミがいちばん好きな女のコの名前をはがきに書いて投票してくれ!」  この呼びかけで1978年から始まり、週プレの新春恒例企画として人気だったのが「キュート・ガール・コンテスト」。読者からの応募はがきの総数でランキングが決まる、元祖・総選挙とも呼ぶべき企画だった。  時代はいよいよ空前のアイドルブームへ。82年デビュー組の動向はいかに?

  

第8回(1985年) 小泉今日子がついに首位奪取

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応募総数は、2万7千854票。2連覇を達成していた中森明菜の牙城が、ついに崩れる日がやってきた。首位を奪取したのは小泉今日子。84年はまさに彼女の年だった。

『渚のはいから人魚』でアイドルでは前代未聞の刈り上げヘアを披露し、『迷宮のアンドローラ』『ヤマトナデシコ七変化』などヒットを連発。ボーイッシュなファッションとともに女性ファンも多く獲得し、初の紅白歌合戦出場を果たした。まさに八面六臂、“コイズミキョウコ七変化”の活躍ぶりだった。

一方で2位、4位、7位には、菊池桃子安田成美岡田有希子と84年デビューの清純派がランクイン。注目すべきは10位の少女M。謎のベールに包まれた16歳は週プレ誌面で可憐なヌードを披露し、大きな話題になった。こうした新しいタイプの女のコの躍進は、世代交代の波を強く感じさせた。

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1位 小泉今日子2位 菊池桃子3位 中森明菜/4位 安田成美/5位 原田知世/6位 河合奈保子/7位 岡田有希子/8位 早見優/9位 薬師丸ひろ子/10位 少女M/11位 松田聖子/12位 可愛かずみ/13位 岩井小百合/14位 石川秀美/15位 川上麻衣子/16位 工藤夕貴/17位 松本伊代/18位 伊藤麻衣子/19位 渡辺典子/20位 斉藤慶子

1985年1月29日号掲載

 

文/大野智己